京都の景観を損なう看板を撤去することについて考える中坊進二


京都は日本一、建物の外観の規制が厳しい地区です。
町全体が文化財という扱いになっており、
そこに住む市民の生活の利便性よりも
歴史を守ることを優先している街でもあります。

そんな京都だからこそ、店舗が掲げている看板もまた
京都に相応しいものでないといけません。
セブンイレブンやマクドナルドの色が、
地味な茶色になっているのは全国的に有名だと思います。
また、色だけに留まらず、形状や面積にも規制があり、
事実上、看板を完全撤去するところも多くありました。

この規制ですが、寺社仏閣の周辺に留まらず、
町全体で適応する規制になります。
中坊進二が住むエリアも例外ではありません。
ビルが多く立ち並ぶ道路においても、多くの看板が消えていきました。
そのおかげかどうか分かりませんが、
今年の山鉾巡行は企業による看板の自己主張を全く見られない祭りとなりました。
この道路だけ昭和中期と言っても、多くの方が信じてしまうかもしれません。
それぐらい「近代」の特徴が取り払われてしまったと言えます。

これが良いことなのかどうかは難しいところです。
中坊進二も判断に迷っています。
少なくとも、看板業者の仕事は激減しており、
店舗にとっても広告することが難しくなり、
それを利用するお客からしても店舗を探しにくくなりました。
中坊進二はもう慣れたので大丈夫ですが、
初見の人が京都でコンビニを探すのはとても難しいと思っています。
普通の一軒家のような建物の一階で、
さりげなくファミリーマートが営業していたりします。

文化を守るということは、文明の加速を遅らせることです。
少しずつ前進はしますが、効率という面では劣ります。
市は「完全撤去ではなく、京都に相応しい看板を作る」
ことに注力しているようです。
しかし、制約が多い以上、
そう簡単に相応しいデザインの看板は生まれにくいかもしれません。
市民からアンケートを取っていますので、
皆さんも何か良いアイディアがありましたら、応募してみてはいかがでしょうか。
中坊進二も色々と頭を抱えて考えてみます。